知的書評競技「ビブリオバトル」に参加することになった記念?に、ビブリオバトルのブログを立ち上げることにしました。バトルの様子や、紹介した本などを掲載していきたいと思います。
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【2014年4月27日】ビブリオバトルin紀伊國屋書店新宿南店の社会人予選大会で私が紹介した本です。

いわいる通常のレビューではなく、ビブリオバトルでのプレゼンの内容をある程度編集して掲載します。

【プレゼン内容】

皆さん、「ファンタジー」という言葉を聞いて、何を想像するでしょうか。

剣と魔法の世界?

ドラゴンやサイクロプスのようなモンスター?

エルフやホビットのような妖精種族?

確かにそれらはファンタジーを構成する重要な要素でしょう。

そのため、ファンタジー作品の主人公は勇者であったり、魔法使いあるいはエルフであったりします。普通の人間のようであっても、実は「偉大な魔法使いの血をひいている」とか。

しかし、今回紹介する本は「ファンタジーの世界でありながら主人公はごく普通の人間」といった少し特殊なものになります。

それが、R.E.フィースト&J.ワーツの「帝国の娘」です。

ちなみに、「帝国の娘」でオンライン書店を検索すると、別の作者の作品もヒットするのでご注意を。

本作は「リフトウォーサーガ」というシリーズ作品の世界観を使った、外伝的な作品です。

しかし、本編を知らなくても十分に楽しめます。実際、私は本編を読んでいませんが、間を置いて2回読んで、それでも面白いと感じました。

舞台はツラニという帝国。

そこに、中堅どころのアコマ家という領主がいました。

主人公(ヒロイン)はそのアコマ家の17歳の娘、マーラ。

領主である父、そして優秀な跡継ぎである兄との3人家族。

跡継ぎも健在のため、マーラは修道女として出家することになります。

その修道女となるまさにその儀式の真っ最中。

アコマ家の兵士が飛び込んできます。

「領主と跡継ぎの兄が戦死した」と――

これにより、マーラは一気にアコマ家の領主として引き戻されます。

これには裏がありました。

アコマ家の躍進を妬む別の領主が、父と兄の二人をわざと戦死に追いやったのです。

状況から策謀によるものは間違いないのですが、証拠がありません。

そして、なによりも世間知らずの17歳の少女に、アコマ家の命運の全てが託されてしまったのです。もちろん、それも敵対する領主の策謀の一部です。

跡継ぎとしての教育も受けていないため、マーラは家臣の意見も聞きながらも奔走します。

同盟を結ぶなどの常とう手段から、山賊や亜人種と交渉に及ぶなどの奇抜な策も含めて。

そこには、領主としての教育を受けてないからこその、普通の貴族では思いつかないアイデアが浮かぶのかもしれません。

果たしてマーラは、策謀と権力争いが渦巻くツラニ帝国の「高等ゲーム」に打ち勝つことはできるのか?

そして、父と兄の仇を討つことはできるのか?

…と、ここまで読んで疑問に浮かぶ方もいるかもしれません。

剣や亜人種などのファンタジー要素は出てきた。

しかし、肝心の「魔法」は?

ご安心ください。

魔法もしっかりと登場します。

しかも付け足しではなく、「魔法でしかできない」シーンで「ここぞとばかり」に登場します。

それがどこであるかは、読んでみてのお楽しみです。

【補足】

ビブリオバトルでは、上記の内容に沿いつつも冒頭に「ファンタジーという言葉で連想するのは」といった感じで、同じバトラーに方に問いかけたりもしました。

本の数秒ほど5分のプレゼン時間をオーバーしましたが、初戦にしてはマシなほうかと(チャンプ本は逃しましたが)。

「帝国の娘」は訳が良いのか本当にさくさくと読めるので、私も大好きな作品です。

残念ながら現在は絶版のようで、手に入れるとしたら古本しかない模様ですが。

もし古本屋で見かけたら、ぜひ購入して読んでみてください!!
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