知的書評競技「ビブリオバトル」に参加することになった記念?に、ビブリオバトルのブログを立ち上げることにしました。バトルの様子や、紹介した本などを掲載していきたいと思います。
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さて、各グループでのチャンプ本も決まり、終了かと思いきや…

なんと、各グループのチャンプ本同士でバトルする「グランドチャンプ決定戦」(非公式)を開催するとの主催者の発言!!

非公式なので希望者のみ、ということでしたが最終的には各グループのチャンプ全員が参戦することになりました。

さて、それでは私のチャンプ本も含むエントリー本は以下のような感じでした。

1人目

これも数学だった!?: カーナビ、路線図、SNS (丸善ライブラリー)

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 タイトル通り、日常で「こういったところに数学が役に立っている」ということを、数式を使わずに解説した本。著者は有名な数学の先生でありながら「結構計算間違いをする」なんていうエピソードもあり、数学嫌いの方へのハードルも下げた意味で興味深い本です。

2人目

ハローキティBOX ご当地キティ 完全カタログ3 (講談社ARTピース)

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各地のご当地キティちゃんを紹介した本。全国各地で既に数千ものキティちゃんが登場し、その後も増え続けているとか…
紹介者の方が「会社でもてたくてキティちゃん本勉強しようと思った」という、これまた爆笑ものエピソードで場も和みました。


3人目

イニシエーション・ラブ (文春文庫)

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紹介者が素晴らしい!!
わざわざ4時間かけて福井からお越しの方。
学校の図書館の司書をされている方で、「もっと生徒に本を読んでほしい、そのためにビブリオバトルを活用しようと思ったが、福井でワークショップ的なものがないのでこちらに参加した」とのこと。まさしく司書の鏡!!
本自体も「二度必ず読んでほしい」「最後の2行ですべて変わる」というような、読み手をくすぐるようなプレゼンでした。

 4人目(私)

風をつかまえた少年

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というわけで、私の本。1回紹介しているので、今度はあまり緊張せずに…と思ったのですが、グループ5人から会場全員30名くらい相手に話すので、逆に緊張したかも。

5人目

つめたいよるに (新潮文庫)

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短編集です。紹介者(女性)が本当に思い入れ深く語っていたのが印象的に。
「タイトルは『よるに』ですが、朝読んでいただきたい本」っていう紹介も素敵。

さて、非公式ながらチャンプ中のチャンプ本を決める戦いに勝利したのは…

なんと…

風をつかまえた少年

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ということで、私の紹介した本がグランドチャンプになりました!!

これはもううれしくって仕方ありません。

その後、閉館時間の17時手前まで会場は交流・懇談の場で盛り上がりました。

その上、次週に近くで行われる別のビブリオバトルにも参加する方向へ。

それもまた、おいおい紹介していきます。
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5/10(土)、川崎市中原図書館で行われた「第3回中原図書館ビブリオバトル」に参加しました。

私のビブリオバトルの初戦は、いきなり本番への参加でしたが、今回は前半が代表者によるエキシビジョンマッチ観戦と講座、そして後半がグループの分かれてのバトルと、入門にはちょうど良いカリキュラムです。

まず、中原図書館館長のあいさつがあり、それから簡単なルール説明、そして一番雰囲気のわかるエキシビジョンマッチが始まりました。

エキシビジョンマッチで紹介された本はこちら。

古典力 (岩波新書)

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古典というととっつきにくいイメージがあるものを本書では払拭してくれるとのこと。これは読んでみたい。

パラダイス山元の飛行機の乗り方

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これまた個性的な本。年間で千回以上も飛行機に乗る、そして「旅行の手段」ではなく「乗る事自体を目的」とした、まさに飛行機道というのがふさわしい乗り方やエピソード満載。

東京近郊の山ハイク (単行本)

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こちらはお子さんと一緒に参加されたお父さんが紹介。名前の通り東京からすぐに行ける山登りのガイド本だが、敢えて詳細な情報が掲載されておらず、それが逆に山登りの楽しみとか。

さすがエキシビジョンマッチ、どれも素晴らしい。

参加者含めての投票の結果、チャンプ本は

パラダイス山元の飛行機の乗り方

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に決定!!確かに、インパクトのある内容で僅差で勝利したようです。

さて、座学的な解説を受けた後休憩をはさんで、いよいよグループに分かれての実践。

5人(一部4人)×6グループに分かれ、入門という事で通常5分のプレゼン時間を3分に短縮して行うとのこと。

うーん、5分のつもりでシナリオを考えていたので、ちょっと頭の中で構成を練り直しました。

ちなみに、私のグループは男性4人(自分含む)、女性1人。今回は全体的に男女半々くらい、年齢相も結構幅広かった感じです。

じゃんけんで順番を決めました。私は4番手。

各グループで開始時刻は合わせてのスタートです。

それでは私の参加したグループで紹介された本を。

1番手の方の本はこれ。

挫折し続ける初心者のための最後のジャズ入門 (幻冬舎新書)

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「ジャズ入門」と言っても、演奏ではなく聴く方です。しかも、著書が音楽関係の人なのにジャズが苦手だった、というのがポイント。

2番手の方の本はこれ。

おたのしみ弁当 吉田健一未収録エッセイ (講談社文芸文庫)

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お弁当の本ではありません。吉田茂の息子さん、吉田健一さんの未収録エッセイ集、その中の一編が本書のタイトルになっています。紹介された方が現役の本屋さんというところで「渋いところくるなあ」と感心しました。

さて、3番手。

坂の上の雲 全8巻セット (新装版) (文春文庫)

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TVドラマにもなった、超有名な本。実際、紹介者の方も「普段は本を読まないが、ドラマで本を知り、その面白さにはまっている(まだ読んでいる最中だそうです)」とのこと。こういった「本との出会い」を聞けるのもビブリオバトルの楽しみだと思います。

さて、4番手の私が紹介する本は、前日に読み終わったこの本です。

風をつかまえた少年

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詳細は別途、本自体の紹介の記事で行いますが、池上彰さんが解説をされていることもあり、数年前にそこそこ有名になった本かと。アフリカの最貧国であるマラウイの14歳の少年が、家族や村のためにと自力で風力発電を作った実話。その経緯も魅力の一つですが、もう一つ「本が持つ力」というのを改めて教えてくれた、という点をアピールしてプレゼン終了。

さて、最後は

もの食う人びと (角川文庫)

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これまた有名な本。と言っても私はまだ読んでませんが。

紹介者の方が「中学の時に先生にこの本を薦められ、その中でずっと考えさせられるテーマがあった」というのが印象的でした。うーん、これも読みたいなあ。

さて、5冊の紹介が終わり、いよいよグループ内でのチャンプ本の投票。

複数グループがあるので、「自分が一番読みたいと思った本」を一斉に指差す方式で投票となりました。さて、ドキドキの結果は…

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「やりました」(by加賀さんfrom艦これ)

なんて冷静に高揚などできません、思わずガッツポーズ!!

小さい規模とはいえ、チャンプ本に選ばれました!!

前回が予選落ちだっただけに、喜びもひとしお。

その後、各グループで感想や、各グループのチャンプ本の紹介など、とても活気あふれるビブリオバトルとなりました。

しかし…これだけでは終わりませんでした。

続きは別の記事で。


↑チームで紹介された本を記念に。
いきなり大会予選などに出場した私ですが、よくよく調べてみると地域・地元の図書館でもビブリオバトルを開催しているところは多数ありますね。

例えば、以下のように。



その他、ビブリオバトルの公式サイトにも各種スケジュールが掲載されています。

ほぼ毎週または平日も全国どこかで開催していますね。


【2014年4月27日】ビブリオバトルin紀伊國屋書店新宿南店の社会人予選大会で私が紹介した本です。

いわいる通常のレビューではなく、ビブリオバトルでのプレゼンの内容をある程度編集して掲載します。

【プレゼン内容】

皆さん、「ファンタジー」という言葉を聞いて、何を想像するでしょうか。

剣と魔法の世界?

ドラゴンやサイクロプスのようなモンスター?

エルフやホビットのような妖精種族?

確かにそれらはファンタジーを構成する重要な要素でしょう。

そのため、ファンタジー作品の主人公は勇者であったり、魔法使いあるいはエルフであったりします。普通の人間のようであっても、実は「偉大な魔法使いの血をひいている」とか。

しかし、今回紹介する本は「ファンタジーの世界でありながら主人公はごく普通の人間」といった少し特殊なものになります。

それが、R.E.フィースト&J.ワーツの「帝国の娘」です。

ちなみに、「帝国の娘」でオンライン書店を検索すると、別の作者の作品もヒットするのでご注意を。

本作は「リフトウォーサーガ」というシリーズ作品の世界観を使った、外伝的な作品です。

しかし、本編を知らなくても十分に楽しめます。実際、私は本編を読んでいませんが、間を置いて2回読んで、それでも面白いと感じました。

舞台はツラニという帝国。

そこに、中堅どころのアコマ家という領主がいました。

主人公(ヒロイン)はそのアコマ家の17歳の娘、マーラ。

領主である父、そして優秀な跡継ぎである兄との3人家族。

跡継ぎも健在のため、マーラは修道女として出家することになります。

その修道女となるまさにその儀式の真っ最中。

アコマ家の兵士が飛び込んできます。

「領主と跡継ぎの兄が戦死した」と――

これにより、マーラは一気にアコマ家の領主として引き戻されます。

これには裏がありました。

アコマ家の躍進を妬む別の領主が、父と兄の二人をわざと戦死に追いやったのです。

状況から策謀によるものは間違いないのですが、証拠がありません。

そして、なによりも世間知らずの17歳の少女に、アコマ家の命運の全てが託されてしまったのです。もちろん、それも敵対する領主の策謀の一部です。

跡継ぎとしての教育も受けていないため、マーラは家臣の意見も聞きながらも奔走します。

同盟を結ぶなどの常とう手段から、山賊や亜人種と交渉に及ぶなどの奇抜な策も含めて。

そこには、領主としての教育を受けてないからこその、普通の貴族では思いつかないアイデアが浮かぶのかもしれません。

果たしてマーラは、策謀と権力争いが渦巻くツラニ帝国の「高等ゲーム」に打ち勝つことはできるのか?

そして、父と兄の仇を討つことはできるのか?

…と、ここまで読んで疑問に浮かぶ方もいるかもしれません。

剣や亜人種などのファンタジー要素は出てきた。

しかし、肝心の「魔法」は?

ご安心ください。

魔法もしっかりと登場します。

しかも付け足しではなく、「魔法でしかできない」シーンで「ここぞとばかり」に登場します。

それがどこであるかは、読んでみてのお楽しみです。

【補足】

ビブリオバトルでは、上記の内容に沿いつつも冒頭に「ファンタジーという言葉で連想するのは」といった感じで、同じバトラーに方に問いかけたりもしました。

本の数秒ほど5分のプレゼン時間をオーバーしましたが、初戦にしてはマシなほうかと(チャンプ本は逃しましたが)。

「帝国の娘」は訳が良いのか本当にさくさくと読めるので、私も大好きな作品です。

残念ながら現在は絶版のようで、手に入れるとしたら古本しかない模様ですが。

もし古本屋で見かけたら、ぜひ購入して読んでみてください!!

生まれて初めてのビブリオバトル参戦となるのが、

【新宿南店】 2014年4月27日15時~ビブリオバトルin紀伊國屋書店新宿南店/社会人大会予選も開催☆

です。

今回参加した紀伊国屋新宿南店のバトルは、

第1ゲーム|15:00~
第2ゲーム|16:00~
第3ゲーム|17:00~「第2回ビブリオバトル社会人大会決勝戦! at 東京カルチャーカルチャー」の予選

となっており、無謀にも第3ゲームの社会人大会の予選に参加しました。

雰囲気をつかむため、第1・2ゲームから見学することにしました。

会場は新宿南店の6階に椅子を並べたブースのようなところ。

なので、他のお客さんからは丸見えです。

椅子席は大体30席ほどで、チャンプ本を決める際の投票は「バトルの参加者」だけでなく「席に座った見学者」も入れることになっていました。

第1、第2ゲームは一般参加。結構老若男女でそれぞれに女子高生の方がいました。

さて、私が参戦する第3ゲームの開始時間。

まずは私を含めたバトラー5名が前方に集まり、じゃんけんで順番決め。

私は2番手に。一番手でなくて良かった…

ちなみにバトラーが紹介するまでは、紹介される本は参加者には知らされていません。

それでは一番手の方からスタート。紹介本はこちら。

ストーリーメーカー 創作のための物語論 (アスキー新書 84)


バトラーの男性はかなり手馴れているらしく、椅子席でありながら立ったままプレゼンしていました。タイトル通り、小説などの創作活動は決して難しくないんだ!!という、創作系を目指す方にはありがたい内容。

続く2番手、私の紹介本はこちら。


結構古い本ですが、思い入れのある本なので。

リンクに表紙画像がないですが、リンク先のAmazonにはちゃんとあります。古い本なので画像がない模様。

自分から一方的にしゃべるのではなく、敢えて同じバトラーの方に問いかけをするところから始まり、そこから徐々に本の内容へ。

制限時間の5分をちょっとオーバーしましたが、初戦なら良い出来な方かと。

本自体の紹介は、別の記事でさせていただきます。

3件の質疑応答もなんとかうまく答えられました。

自分の番が終わってほっとして見学する3番手は以下。

ニグロと疲れないでセックスする方法



何とも過激なタイトル、社会人大会とはいえ公衆の面前ですが…でも内容はハウツーものではなく、小説です。いまだにアメリカに残る人種のコンプレックスがテーマ、といった内容。

さて4番手は…

火の鳥 (10) (角川文庫)



これまた有名な作品が。

前後しますが、今回のバトラーのうち1名が急遽参加できず、代わりに飛び込みで参加された方が紹介されたのがこの本。

火の鳥は手塚治先生のライフワークと言っても過言ではない有名な作品ですが、その中の「太陽編」をもってきました。

太陽編の凄いところは、いわいる「宗教」をテーマに過去と未来が交錯するところで、私も結構好きな部類です。

さて、最後の5番手の本はこちら。

さいえんす? (角川文庫)



理系出身で数々のヒット作を編み出す東野圭吾さんが、科学をテーマにしたエッセイ的な本。

数式等は使わず、科学嫌いの方でもとっつきやすい内容だそうです。

さて、全作品の紹介が終わり、いよいよ投票。

順番に本のタイトルを読み上げ、参加者+ブース内の見学者の挙手をカウント。

ちなみに(見ようと思えば見えたのですが)、バトラーは最前列でしたので後ろの見学者の方たちがどの本にどれくらい投票しているのかは不明です。

また、バトラーも必ず「自分の紹介した本以外」に投票するのがルール。

さて結果は…

私も投票した、

さいえんす? (角川文庫)



が見事チャンプ本として選ばれました。

ちなみに紹介者は女性で、次の社会人大会本選でも紅一点とのこと。

おめでとうございます!!

あー、こうなると自分が何番目だったのか気になりますね…

今回紹介された本は、特設コーナーで展示していました。



ちなみに、私の紹介した「帝国の娘」は、古い本で在庫切れでありませんでした。古本で買うしかなさそうです。

なお、この後懇親会が企画されていたのですが、私は先に用事が入っていましたので泣く泣く帰宅しました。

初参戦なのでまだまだ足りないところがあったのかと思いますが、緊張しつつも楽しめたので、次回もいろんなところで参加してみます。
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